3月〜全国地方紙の書評欄をご覧ください。

米国の「9・11」同時多発テロやIS(イスラム国)などの残虐行為により、イスラム教徒が「怖い」「非文明的」などと偏見にさらされている。在日ムスリムの状況はどうなのか。筆者は香川県のインドネシア人たちの「モスク建立計画」を耳にし、現地に向かう。 「よう来てくれました。私フィカルね。いまからモスクの打ち合わせするけんね」。流ちょうな讃岐弁で出迎えた中心人物で溶接作業員の飾らぬ人柄にひかれ、半ば伴走しながら取材が進みます。
(中略)イスラム理解にとどまらず、少子高齢化でますます労働力を外国人に依存しながら、疎外や孤立、欠落感を生んでいる日本社会の脆弱さをも浮き彫りにする。
(配信記事本文より抜粋)
圧倒的なコミュニティーの力と互助システムでモスク建立の夢を成就させた「奇跡」の物語です。